データで見るレーザービームの初動更新
一週間、予測と実績振り返って(火曜、水曜、木曜・金曜、土曜、日曜、ウィークリー)みたわけですが、一つ売上をとっても色んなデータがあるので、それらを使って色んな推測をしてみようかなと思います。
BcLからレーザービームまでのシングルの曜日別売上枚数推移と、売上構成比推移がこちらです。
枚数的には順調なまでの上昇トレンドで、初動の値としては毎回更新していたものの、補正前の値としてはなかなかギリギリの戦いを見せていた最近ですが、一気に突き抜けた値を叩き出しています。
また、基本的に高いとされる、初日への依存度の高さは今作では一応の落ち着きを見せ、ロイヤリティのそこまで高くないファンにも売上という形で浸透していることが伺えるデータになっているのではないかと考えられます。
また、個人的な予測としては、「ねぇ」の初日依存度の高さは異常値と考えていて、それがもとに戻っただけという見方もできるかなとおもいます。
それでいて、各曜日の売上実数は金曜までは過去最高もしくはそれに限り無く近い値で推移したこともあり、今までライトだったファンがヘビーなファンに成長し、さらに新しくファンが増えているという状況の証明ではないかと考えられます。
そこから複数買いの概算を予想することも出来るのではないでしょうか。
(※自分みたいに、通常版はあとで買いに行くパターンも考えられるので一概には言えませんし、仮定がメインの話題になるのであまり現実的ではありません)
なお、サウンドスキャンによると、この週の最も売れたパッケージとしてこのタイトルの初回限定版がランクインしています。
上記のような売上枚数であったとき、土曜には店頭から初回版が消えていたと仮定すると、通常版は 15,056 - (5,392 + 4,450) = 5,200 枚程度(サウンドスキャンとオリコンだと母数データが違うため、単純な計算ができない)が並行販売時点で買われていたと想定されます。
また、木曜に消えていた店舗もあったことを想定すると、4,500 枚程度が妥当ではないかと思われます。
そして、初回版と通常版が並んだ時、1枚だけ買う人は初回版を購入する確率が高いと想定し、ざっと8割と読んだ時、通常だけを敢えて買う人は、4,500 * 0.2 = 900 人程度と想定され、3,600 枚は重複購入に回ったと想定することができます。
この計算をやってみて、少ないなぁと感じます。今回の通常版のジャケットは特に出来がいいと個人的には感じるので、もっと重複購入しているのだと考えていました。
あと、この計算の最も前提となる要素である、「土曜には店頭から初回版が消えていた」という状況は大きな機会損失だと捉えていて、あまり好ましい状況ではないと思います。
ファンというのはライト→ヘビーへとロイヤリティを高めるべく育成していく必要があるわけで、その育成するためのひとつのツールが特典DVDだと思います。偶然CDを買ったライトなファンが初回版についているDVDをみて3人の魅力に改めて気づき、より好きになっていく・・・。十分ありうるシナリオだと思うし、その機会を平日にCD買いに行ってしまうようなヘビーよりなファンだけに与えるのは勿体無いです。
※大事なことなので何度でも言いますが仮定に基づく計算なので、最初に想定した仮定が崩れるとすべて崩れるような脆い推測なので、あまり信用してはいけません。
その裏には、ファンの成長と新規参入の二つの要素があったと考えられますが、新規参入してきたファンに対して適切な打ち手が用意できていたかというと疑問が残る結果になったというのが、自分なりのまとめになります。
データ振り返り
まずは今回のデータを振り返ります。火曜:45,686 (2位)デイリーでは常に2位をキープしています。
水曜:19,057 (2位)
木曜:*9,729 (2位)
金曜:*6,339 (2位)
土曜:*5,392 (2位)
日曜:*4,450 (2位)
累計:90,653
週間:93,828 (2位)
各シングルの曜日別推移
曜日別にどれくらい売り上げたかというのを見ると、ファンのロイヤリティの高さなどが把握できるので重要なデータの一つです。BcLからレーザービームまでのシングルの曜日別売上枚数推移と、売上構成比推移がこちらです。
枚数的には順調なまでの上昇トレンドで、初動の値としては毎回更新していたものの、補正前の値としてはなかなかギリギリの戦いを見せていた最近ですが、一気に突き抜けた値を叩き出しています。
また、基本的に高いとされる、初日への依存度の高さは今作では一応の落ち着きを見せ、ロイヤリティのそこまで高くないファンにも売上という形で浸透していることが伺えるデータになっているのではないかと考えられます。
また、個人的な予測としては、「ねぇ」の初日依存度の高さは異常値と考えていて、それがもとに戻っただけという見方もできるかなとおもいます。
それでいて、各曜日の売上実数は金曜までは過去最高もしくはそれに限り無く近い値で推移したこともあり、今までライトだったファンがヘビーなファンに成長し、さらに新しくファンが増えているという状況の証明ではないかと考えられます。
初回/通常版売上比率
Amazon では発売前から、都内のレコード店でも木曜・金曜日あたりから姿を消した初回版。そこから複数買いの概算を予想することも出来るのではないでしょうか。
(※自分みたいに、通常版はあとで買いに行くパターンも考えられるので一概には言えませんし、仮定がメインの話題になるのであまり現実的ではありません)
初回版:76,962こちらはサウンドスキャンのデータより | http://www.phileweb.com/ranking/cd-top20/1522.html
通常版:15,056
なお、サウンドスキャンによると、この週の最も売れたパッケージとしてこのタイトルの初回限定版がランクインしています。
上記のような売上枚数であったとき、土曜には店頭から初回版が消えていたと仮定すると、通常版は 15,056 - (5,392 + 4,450) = 5,200 枚程度(サウンドスキャンとオリコンだと母数データが違うため、単純な計算ができない)が並行販売時点で買われていたと想定されます。
また、木曜に消えていた店舗もあったことを想定すると、4,500 枚程度が妥当ではないかと思われます。
そして、初回版と通常版が並んだ時、1枚だけ買う人は初回版を購入する確率が高いと想定し、ざっと8割と読んだ時、通常だけを敢えて買う人は、4,500 * 0.2 = 900 人程度と想定され、3,600 枚は重複購入に回ったと想定することができます。
この計算をやってみて、少ないなぁと感じます。今回の通常版のジャケットは特に出来がいいと個人的には感じるので、もっと重複購入しているのだと考えていました。
あと、この計算の最も前提となる要素である、「土曜には店頭から初回版が消えていた」という状況は大きな機会損失だと捉えていて、あまり好ましい状況ではないと思います。
ファンというのはライト→ヘビーへとロイヤリティを高めるべく育成していく必要があるわけで、その育成するためのひとつのツールが特典DVDだと思います。偶然CDを買ったライトなファンが初回版についているDVDをみて3人の魅力に改めて気づき、より好きになっていく・・・。十分ありうるシナリオだと思うし、その機会を平日にCD買いに行ってしまうようなヘビーよりなファンだけに与えるのは勿体無いです。
※大事なことなので何度でも言いますが仮定に基づく計算なので、最初に想定した仮定が崩れるとすべて崩れるような脆い推測なので、あまり信用してはいけません。
まとめ
今回、かなり大きく初動の記録を更新してきた「レーザービーム/微かなカオリ」ですが、その裏には、ファンの成長と新規参入の二つの要素があったと考えられますが、新規参入してきたファンに対して適切な打ち手が用意できていたかというと疑問が残る結果になったというのが、自分なりのまとめになります。